プリパワー間 5mインターコネクト2015/03/01

ESOTERIC K-01→Ayre KX-Rのインターコネクトは、最近導入したDOLPHIN SVバージョンアップで万全になりました。また、Ayre KX-R→MORDAUNT-SHORT Performance6も、かなりのSPケーブルを使っています。

ただ、Ayre KX-R→MX-Rのインターコネクト(5m)は、かなり前から手つかずのままでした。何せ5mともなると、相当の出費を覚悟しなければなりませんから。安易に交換して結果が悪かったら目も当てられません…。

プリ=パワー間のケーブルを長く引き回しているかたは、同様の悩みを抱えていらっしゃると思います。価格的なハードルがあって、この部分のケーブルがどうしても手薄になってしまうのです。

でも、現有のケーブルをアップグレードできるなら出費を最小限に抑えられます。そんな要望を伝えたところ、アップグレードしたケーブルの傾向を知ってもらうためにと、ジョイントケーブルが送られてきました。これを、現有のケーブルにつないで聞いてみてということです。
今まででこのような配慮をされたのは初めてですね~。すごく良心的だと思います(^^)
joint cable

しかし…、ケーブルだけをリクエストしたら、何とも大きい箱が届きました。
何と! KX-Rのブラック仕様が同時に届きました(^^)/

このブラックKX-Rは、KX-R/HLPといって、ヒューズや内部にも本格的に手を入れた仕様だそうです。
ケーブルよりも、こっちのほうがものすごく存在感あるんですけど…(^-^;
Ayre KX-R black

KX-R/HLP2015/03/02

KX-R/HLPは、昨日遅くにセッティングして、ちょっとだけ聞いて就寝しました。
Ayre KX-R/HLP

さて、本日改めて試聴しました。
昨日ちょっと聞いた感じでも、何だかすごい再生の予感がしていましたが、その予感は当たっていました(^.^)

私のKX-Rと比べると、情報量が多く、どっしりと落ち着いた万全の鳴り方です。私のKX-Rは、CROSS POINTヒューズを換装しているのですが、それでもHLPと比べると、浮ついた軽い部分が目立ってしまいます。

う~ん、これは悩みますね~。
KX-R Twentyと比べてもHLPの魅力のほうが勝る部分が多々あります。
ただ、KX-R Twentyにも、KX-Rと比べて確実に進化を感じました。特にスピード感と躍動感。

KX-R Twentyの新規購入はとてもとても無理として、あと、KX-R Twentyへのアップグレードと、現有のKX-RのHLP化、どちらを選択するか。

今のシステムでは、全体的な鳴り方や音で判断すると、HLP化のほうかな。
しかも、HLP化はTwentyへのアップグレードの価格の半分以下です…(^-^;

・Ayre KX-R Twenty新規購入 ¥4,212,000(定価税込)
・Ayre KX-RをTwentyにバージョンアップ ¥1,458,000(税込)
・Ayre KX-RをHLP化 約¥650,000~(税込)

これは大変難しい判断です。対投資額と音と将来性のせめぎあいです…(^-^;

今回は、というか、今回もいろいろ甲乙つけがたい選択肢があって悩ましい限りです。
明日は、今回の一番の命題であった、プリパワー間のケーブルバージョンアップの試聴をしてみたいと思います。

待ってました! ESOTERIC SACD2015/03/09

ESOTERIC SACDが新リリースされました。今回発売された2枚は、すごく好みだったので、即購入しました。

まずは、これです(^^)v
ESSG-90118
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」、バレエ音楽「火の鳥」(1910年全曲版)

クリーブランド管の「ハルサイ」にしても、シカゴ響の「火の鳥(全曲)」にしても、これらの演奏は、ブーレーズの真骨頂とも言える名演で、最上の音質のソフトをとても待ち望んでいました。 う~ん、これは本当に楽しみです(^.^)

ESOTERIC SACDも、ようやく私好みの路線に戻ってきたな~、などと嬉しく思いました(^^)/

あと1枚は、これ。
ESSD-90119
・リムスキー=コルサコフ/交響組曲《シェエラザード》
・ムソルグスキー/歌劇《ホヴァンシチナ》からペルシャの女奴隷たちの踊り
・グリンカ/《ルスランとリュドミラ》序曲
・ボロディン/歌劇《イーゴリ公》から「ダッタン人の踊り」他

こちらのほうは、ブーレーズほど期待していないのですが、あの往年のアンセルメ&スイス・ロマンド管の演奏なので楽しみにしています。内容はロシア系作曲家のオムニバス的内容ですが、以前購入したムソルグスキー「展覧会の絵」の大化けした素晴らしい音質向上を期待しています。

今回の2枚は、3月10日発売のソフトなのですが、私が購入したショップでは、何故か3月14日出荷予定です。
ああ~、チェックが遅くて、注文が遅れてしまったか~(^^ゞ

とても早く聴きたいのですが、これはもう待つしかないです~。
しかし…、ESOTERIC SACDはいつも完売が早すぎて、全く気が抜けませんね…。

ESOTERIC SACD、今まで外れは一つもありませんでした。
まあ、期待外れはありましたが、大当たりのほうが多かったので、全体的にお値打ち感があります。
ややお高い価格設定ながらも、今まで購入したものはすべて満足と言えます。

ESOTERICより安くても、中途半端な高音質ソフトのほうは、逆にお高く感じてしまいますね~。

ブーレーズ/ストラヴィンスキー2015/03/16

ESOTERIC SACD、届きました(^^)/

今回のブーレーズ指揮のストラヴィンスキーのジャケットデザインはこの初出CDと同じものですね。
ESSG-90118a

CDのほうは、約20年ほど前の発売品です。このころは、CDでも3,000円!(消費税3%のころ)でした(^-^;
ESOTERIC SACDは税込3,394円なので、何だかすごくお買い得に思えてしまいます。

しかも、このSACDは、「火の鳥(全曲)」だけではありません。ブーレーズの定番「春の祭典」も収録されています。
つまりは、この下2枚のCDが、1枚のSACDに収録されていることになります。さらにお買い得だと思いました(^.^)
ESSG-90118b

実際に聞いてみると、さすがブーレーズの「春の祭典」です。まさしく正確無比!といった感じの演奏です。
ただ、聞く人によっては、ちょっとつまらない鳴り方に思うかもしれません。また、全体的に抑制的な鳴り方なので、少しボリュームを上げ気味にしたほうがいいかもしれません。
実際のところ、私も、もうちょっと派手な鳴り方のほうが好みです。

普段、ムーティ/フィラデルフィア管や、ゲルギエフ/マリインスキー劇場管や、ティルソン・トーマス/サンフランシスコ響を好んで聞いているからか、もうちょっと派手目な感じを求めてしまいます。

でも、「火の鳥(全曲)」のほうは、すごく印象がいいです。私好みの、コリン・デイヴィス/ロイヤル・コンセルトヘボウにも全く引けを取りません。

結論として、すべて手放しで称賛できるわけではありませんが、ブーレーズのストラヴィンスキーは、確実にある一時代を築き、今や歴史に残る名演奏名録音で、是非聞くべきだと思います。

エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管弦楽団2015/03/17

昨日に引き続き、一時代を築いた指揮者とオーケストラの名演奏を聞いています。
もう一枚購入したESOTERIC SACDです。
ESSD-90119

1960年代前半の録音ですから、最新の録音と比べてしまうと、確実にクオリティは落ちます。
しかし、何というか、品のいい豊かな絢爛さを感じます。同年代のアメリカRCA Living Stereoの勢いのよい豪華さとはまた違った奥ゆかしさがあります。
しかし、古い録音とはいえ、アンセルメ指揮&スイス・ロマンド管の演奏、そしてDECCA録音、何とも素晴らしい!!
この当時の、この組み合わせでしか成し得ない素晴らしい演奏です。これは、奇跡的な出会いとしか言えません。
まあ、1960年代の録音なので、過大な期待は抱かないでほしいのですが、一度聞いてほしい演奏と録音です。
今回のESOTERIC SACDについて、ブーレーズのほうは、ある意味予想通りの高性能といった印象です。
一方、アンセルメのほうは、録音の古さは否めませんが、演奏はとてもとても素晴らしいものです。好みです!
名指揮者と、それに応えてどんどん世界的に駆け上がっていくオーケストラというドラマチックな側面も感じさせてくれる名演奏です。
決して、超絶技巧のオーケストラではありませんが、アンセルメのタクトによって、超絶バランスのオーケストラ演奏に仕上がっています。
今回のブーレーズとアンセルメ、どちらもすごく満足です!(*^^)v