レインマン2015/04/04

昨日、BSで「レインマン」(吹替版)が放映されていました。
レインマンは、私がこれまで見た映画の中で、大変印象に残っているベスト5に入ります。映画は好きですが、全く造詣は深くありませんから、私が選ぶベスト5に入っていても大したことはないかもしれません。

印象的な映画なので、今回BSで見ましたが、吹替版ではかなり不満でした。これではダスティン・ホフマンの名演が半減されてしまうと思いました。そこで、今日手持ちのDVDで見直しましたが、やはり本人の肉声で、原語で見たほうがとても素晴らしい!
rain man DVD
最初は何気なく見た映画です。でも、自閉症、それも特異な才能を持つ障がい者(サヴァン症候群)が主人公で、とても感動的な映画でした。障がい者が主人公の映画といっても、そんなイメージのものではなく、時にはコミカルで痛快に、時には肉親の愛を深く感じ、思わず笑ったり涙したり、全体的に心を揺さぶられる映画です。

特に、ダスティン・ホフマンが本当に素晴らしい。台詞とか表情のみならず、歩き方とかちょっとした仕草など、感動してしまいます。もっとも一番最初に見終わった時点では、今ほどの評価ではなかったのです。この映画をきっかけとして、自閉症や障がいについて、ある程度の知識を得た後でこれを見ると、本当にとても感動します。全く、見れば見るほど新たな発見と感動があります。何回見ても感動する映画なんて、希少ですよね。

トム・クルーズ目的でこの映画を見て、障がいについてほとんど基礎知識のない私の妻などは、「この人(ダスティン・ホフマン)って、ホントにこんな人かと思った」と言ってましたm(__)m

でも、そう思わせてしまうダスティン・ホフマンの名演は、改めて素晴らしい!

詐欺まがいの商売をしていて、兄のことを厄介者とさげすんでいる弟トム・クルーズが、自閉症(サヴァン症候群)の兄ダスティン・ホフマンと旅をする中で、次第に理解を深め、兄弟愛と人間愛に目覚めていく。そして「レインマン」の本当の意味を知る。

何でも器用でちょっとズルい弟と、自閉症の兄、たぶんどちらが欠けてもダメなんだと思います。兄弟だから何とかうまくいくんだと思います。というか、他人でも、まず一緒に過ごして折り合いつけることが始まりなんだと思います。

ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、どちらがメインなのか分からない映画ですが、私はダスティン・ホフマンの演技に圧倒されました。

ということで、今回Blu-ray版を購入してしまいました~。予想外にお安かったのですが、また無駄遣いです(^^ゞ
rain man
このジャケットもいいのですが、私なら先に続く長い道を背景にして、2人並んで歩く後姿の1シーンをそのまま切り取って使うと思います(^.^)

1988年の古い映画ですから、今回Blu-ray版を購入してもそれほど画質は向上しないでしょうがね…。