ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」 ― 2025/07/03
この曲もバッサリと断捨離してきました。今は4枚、いや、実質3枚かな・・・。今回も私独断のランキングです(^^ゞ
1位 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1965-66年(UCCG-9783)
「展覧会の絵」は、中学生のころLP盤のアンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の演奏から聴き始めました。そして、その演奏に聴き馴染んでいました。なので、少し後にこの演奏を聴いたとき、最初はとても衝撃的で、なかなか馴染めませんでした。冒頭プロムナードのトランペットの演奏がゆったりテヌートで奏されたとき、何じゃこれは!と思うほど違和感の塊でした(^^;
でも、長年何度も繰り返し聴くにつれ、今ではこの演奏が最高と思うほどになりました。特に管楽器の巧さは素晴らしい!それは、全曲通して随所で聴くことができますが、私が一番圧倒されてしまうところは、「カタコンブ」と「キエフの大門」の金管群です。「カタコンブ」は不協和音をものともせず朗々と響き渡る金管群にしびれてしまいます。また、最終の「キエフの大門」は、他の演奏では感じられないほどの盛り上がりを聴かせてくれます!(^^)!
そして、それが終わった静寂後の、ラヴェル「ボレロ」、これも私には最高の演奏です!
2位 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1986年(UCCG-52005)
同じくカラヤン&ベルリン・フィルの演奏ですが、まず録音が20年も新しい。でも、演奏の基本スタイルは旧録音と同様です。収録場所は、ベルリン・イエスキリスト教会からベルリン・フィルハーモニーホールに変わり、とても現代的な響きの演奏に仕上がっています。しかし、カラヤンの演奏でどちらかを選べと言われたら、旧録音の方を採ります!
3位 シャルル・デュトワ&モントリオール交響楽団 1985年(F35L-20141)
アンセルメと同系統の演奏です。でも、録音が新しいことと、デュトワ&モントリオール響の聴かせ上手な演奏もあって、不満感のないCDに仕上がっています。あと、カップリング曲もとてもレベルが高くて素晴らしい!
同じく3位 エルネスト・アンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団 1959年(ESSD-90086)
古い録音ですが、演奏を聴くと全く古さを感じさせません。この演奏を人生初の「展覧会の絵」として聴き始めたことは、幸運なことだと思っています。まあ、その時はDECCA盤ではなく、キング・レコードのLP廉価盤でしたが・・・。
このSACDは、ESOTERIC SACDとしてリフレッシュされたもので、その演奏の素晴らしさを再認識しました!
ただ、不満点としては、各曲ごとに細かくトラックを切ってないことです。短時間のトラックでも、そこを聴きたいと思うことってありますよね。特に管弦楽曲の場合は・・・。
素人考えでは、トラックを切ることはそれほど大した手間ではないと思いますけど、なぜこんなふうなSACDに仕上げてしまったのか・・・('_')
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