アンプ変遷 その32007/09/30

SANSUI AU-α907DR

SUNSUI AU-α907DR

http://www.audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha907dr.html

20代前半、SPも既にVictor SX-511に変わり、SANSUI AU-D707F Extraとのコンビでまあまあ満足のいく再生だったと思います。ただ、安定期に入ると何となく落ち着かなくなるのが、オーディオ人の習性です。誰しも思い当たるふしがあるのではないでしょうか?

実は、SANSUI AU-D707F Extraを購入した時、本当はトップグレードの907にしたかったのですが、金銭的にあきらめて707にしたという経緯がありました。ただし、購入後707に特に不満があったわけではありません。

さて、就職してある程度仕事も軌道に乗り、収入もまあ安定したころ、満を持して最新907を聞いてみたいと思い、オーディオ店に足を運んだのです。

試聴の印象は、古い707と比べるとかなり進歩している、さらにこのDRシリーズは力のこもった製品だと思いました。まず重量級であること。33kgだと記憶していますが、気合いを入れないと持てません。さらにSPのドライブ能力が格段に優れていること。低域から高域までフラットで充実していること、特に高域が伸びていること・・・などなど、項目を挙げきれないほどの違いでした。

特にパワーアンプダイレクト接続時のピュアな再生には目を見張るものがありました。プリメインで定格出力160W(8Ω)の強烈なパワー、シンメトリカル構造シャーシ、純銅材の徹底使用・・・などなど。定価25万のプリメインアンプでは考えられない造りと内容でした。

デザインも、従来のSANSUIブラックがピアノブラック調になり、精悍な感じで購買満足度100%でした。実際今でも、手放さなければよかったとつくづく思うほどすべてにおいて優秀な製品でした。あぁ~、いつもあとになってから気づくことばかりです。

しかし、このあたりの領域の製品まで聞いてしまうと、すべてこれで満足!とはなかなかならないものです。目が肥えてくるとともに、耳もかなり肥えてきます。今度はSPが907DRと不釣り合いに感じてきてしまうのです。このアンプをフルに発揮できるSPを望んでしまうのです。

そして、この後ONKYO Scepter 2002を購入。このSPになると907DRでは鳴らしこむまではいかない感じ、よし!次はセパレートアンプしかない!・・・こうなるともう連鎖反応的にあれもこれも聞いてみたいとなって、どうにも止まりません(-"-)・・・自分の腕の無さを棚に上げて、より高級機器を手に入れれば素晴らしい世界が開けるのではないか、などと思い込んでいました。

結局、満足度100%で購入したはずのSUNSUI AU-α907DRとは、約4年の付き合いという短命に終わりました。この時点で、30代前半でした。

う~ん、残念、本当に手放さなければよかった。ただ、このグレードの機器を購入するようになってから、買い替えのとき下取りができるようになりました。まあ、下取りできないとやっていけない高価格帯に突入したということです。この30代前半の時期が、補助ロケット点火状態ですね。

次回からは、セパレートアンプ編ですが、30代半ばからは本当にヒートアップしました。海外オーディオ機器に手を出し始めたころでもあります。金額的にもものすごい投資をしていくことになります。SPもですが、アンプ、その他機器は本当にころころ変わります。いきなりハイエンド価格帯に突入のころでもあります。

30代半ばは第1ロケット点火ぁ~、30代後半から40ごろは第2ロケット点火ぁぁ~~~、という感じでした(^^)

40歳をやや過ぎて、ここ最近ようやく落ち着きつつあるかな、と思う今日このごろです。まあ、今後どこで火がつくか分りませんがね。

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