ブログ始めました2007/08/03

黒部峡谷鉄道(通称トロッコ電車)の車窓から

初日からオーディオとは全く関係ない写真で失礼します。

先日「黒部峡谷鉄道」に初めて乗ってきました。快晴という好条件に恵まれたこともあり、絶景ポイントがいくつもありました。

これからなるべくオーディオに関してのブログになるように努力しますが、さてどうなることやら…。

不定期Upですがよろしくお願いします。

My Systemです2007/08/05

システム全て

【使用機器】

SP:B&W Signature800

Power:Classe Omega Omicron mono

Pre:Mark Levinson No.32L

CD/SACD:Classe Omega SACD1

ESOTERIC:PS-1500

システムはなるべくシンプルに、機器のサイズはなるべくコンパクトに、が理想なのですが、結局こんな大ががりなものになってしまいました。 特にスピーカーは重量級のうえに運搬しにくい形状なので、将来的にこれにかわるスピーカーがあれば変更していきたいと思っています。

ただ、Signature800よりお安いもので今のレベルを落とさずに、という条件をつけると、そういうスピーカーってなかなかないのですよ。何かいいSPはないですかね~。

それにしてもぼけた写真ですな~。もう少しましなデジカメを買おうかな。 撮りかたの問題ですかね。

“Base-board”2007/08/09

B-board&Signature800

よほど恵まれた床でない限り、スピーカーベースやスぺーサーの有効性などは、オーディオ初心者でも心得ている項目でしょう。

ベースに関しては、私も若い初歩の頃は「21mm合板」から始まり、「コンクリートドブ板+ビロード布巻き」、「自作砂箱+極厚ガラス」(今もあります。前の写真にも写っています)など、主に手近で安価なもので試した記憶があります。スぺーサーに関しては、お決まりの硬貨の聴き比べに始まり、今まで数限りないものを試しました。(現在はいいものを見つけたので、それを多用しています。多用しても癖が出ないのがまた魅力です。)

システムの変遷とともにそんな試行錯誤を幾度となく繰り返してきましたが、最終的にオーディオベースの決定打として、皆様おなじみのTAOCを導入してほぼ満足な状態になりました。…(正確にはTAOCに、あるスパイク受けをプラスしてなのですが…)

しかし、最近、とあるベースを入手してTAOCから載せかえたところ…、これは突き抜けた製品だ!! と思ったものがありました。デザイン・質感ともに素晴らしく、全くこれには拍手喝采ものです。また、TAOCと比べて高さを抑えることができたのもうれしいことでした。

それは、前田製管株式会社のMMW(Metal Matrix Works)ボードです。 このボードは「性質の異なるセメントセラミックスと金属粉の複合材で、セラミックスと金属の異なる性質を活用して、振動をコントロール」するものらしいです。

この製品は、ダイナミックオーディオ5555店長の要請をうけて、前田製管が製作したものです。

http://www.dynamicaudio.co.jp/audio/5555/7f/fan/BZ-bord.html

当然、前田製管オリジナルの製品もあります。

http://www.maeta.co.jp/Products/index.htm

私がスピーカーに用いているものは「B-board」です。更にパワーアンプには「Z-board」、SACDには「MMW-1」を使用しています。

さて、原材料が「セメントセラミックスと金属粉の複合材」ということで、イメージとしては「きつく固く細身」という先入観がありましたが、この製品はそんなイメージを覆し、感動まで与えてくれました。これはシステムのベースを安心して任せられるボードだと思います。

確かに交換した直後は「細身」というイメージは感じました。しかし、そんなことよりも、鳴り方が根本的に改善されたことには驚きました。先入観よりはるかに自然で、しっとりた雰囲気も漂います。この鳴り方を前にすれば、微細な音調の変化など枝葉末節なことに思えます。 そして、3日ほどすれば癖は全くなくなり、圧倒的長所だけが発揮されます。

これほどまでの向上がなされるとは、本当に全く予想外でした。これは「アクセサリー」という表現は全く相応しくありません。根本から改善します。電源整備やケーブル変更などより素晴らしい効果を発揮します。もしかすると機器のグレードアップより有効かも…。

これなら投資効果抜群です。ということで、当然即購入しました。

ただし、上記の素晴らしいパフォーマンスは「ある小さなスパイク受け(写真にも写っています)」の存在が不可欠なのかも…と思うのです。そのスパイク受け(スペーサー)を外して一度聞いてみたいとは思うのですが、B-boardにスパイク痕がついてしまうのは必至だし、たぶん今のままのほうが結果よしかな…と思っているのでかなり躊躇しています。

Classe Omega Omicron mono2007/08/14

Classe Omega Omicron mono

http://www.classeaudio.com/omega/detail-omicron-mono.htm

この「Classe Omega Omicron mono」は、「Stereo Sound」誌のベスト・バイ・コンポーネントなどでは、白黒写真の誌面でしか掲載されなかったと記憶しています。評論家の三浦氏などはかなり高い評価をしていたように思いますが、花形的な扱いはなされていなかったと思います。個人的には、デザインなどかなりしゃれていて興味がわいたのですが、ちょっと目立たない存在のアンプでしたね。

私の環境下での感想なので断定的なことは言えませんが、このパワーアンプはペアで300万の定価ながら、底知れぬパフォーマンスを秘めていると思います。正直同じ300万程度でこれを超えるものはあるのかと思います。

私的体験で恐縮ですが、このOmegaは、それまで絶対的信頼をおいて使用していた同じ定価のGOLDMUND mimesis 29MEを一気に葬り去ったアンプなのです。その向上の程度はモノアンプの優位性だけではありませんでした。今後これを交換するなら、たぶん定価倍以上のアンプしかないと確信しています。

このアンプは、なんと言うか、まずSPのグリップ感が格段に優れています。そして、最新SPの空間重視の鳴り方も十分表現する。また、旧来SPの低域どっしりの落ち着いたピラミッドバランス的鳴り方にもふさわしい表現をする。さらに、音色が本当にいいんです。

もしかすると、これは他の機器や外的要素を正確に表出しているだけかもしれません。もしそうなら、これは私がパワーアンプに求める最高の要素です。

パワーアンプの存在感などほとんどなくていい。何も加えず何も減じず、ひたすら裏方に徹してくれればいい。ただ仕事を確実に、怠りなく、しかもかなりのハイレベルでこなしてくれればいいのです。それでいて見た目も秀逸であれば言うことなし。

私のように、クラシックの楽器を克明にかつ開放的に鳴らしながら、正確な空間表現を望む輩にはぴったりのアンプだと思うのです。もっと高額なアンプならさらに素晴らしいアンプもあるとは思うのですが、今のところOmegaは絶対に手放せないアンプなのです。

上級機の「Classe Omega mono」を一度聞いてみたいとは思うのですが、正直そこまで重厚長大にしたくないので、今はこのアンプに落ち着いている次第です。

パワーアンプで興味があるのは、今のところ、まずGOLDMUND TELOSシリーズ(といっても買えるのはせいぜい600まで)。あとは、HALCROやAyre MX-Rにも興味があります。他によさそうなアンプありますか?

まあ、Ayre MX-Rで今の音が再現されるのなら本当に理想的なことですが。 う~ん、どうでしょうかね~。

インシュレーター2007/08/21

Eau Rouge CP-SB

私の用いているインシュレーターはすべて、「Eau Rouge CP-SB(28,000円 4個セット)Φ38×5(H)mm」です。

http://eau-rouge.jp/products/goods_ins.html

これは、今私が全幅の信頼を置いているインシュレーターです。現有の機器の脚はESOTERIC PS-1500を除いてすべてスパイク形状のものに変更してありますが、それに加えてCP-SBを全機器に用いています。さらにラックやタップにまで使用しています。多用しても癖を加えずに好みの方向にシフトしてくれることが素晴らしいことです。

ただ、このEau Rouge CP-SBは使い方にひと工夫が必要です。本来の用途はスパイク受けなのですが、使ってみた経験上、重量機器には正規のスパイク受けとして使用し、割と軽量級の機器には裏返してインシュレーターとして使用するのがいいみたいです。

実際、私のシステムではSPとラックだけに正規のスパイク受けとして使用しています。その他の機器には裏返して使用しています。経験上、100Kg以下ならスパイク脚の機器でも裏返してインシュレーターとして使用するのがいいかもしれません。単に裏返して試してみればいいだけです。これは是非試したほうがいいです。

このEau Rouge CP-SBは、実は私が今まで使用したアクセサリーの中ではトップのコストパフォーマンスです。その次が以前紹介した、B-board・Z-boardなどの前田製管MMW(Metal Matrix Works)ボードです。

改善の度合い、変化量はMMWのほうが大きいのですが、このCP-SBは音に癖を加えずにうまくほぐしてくれるような感じです。極めて正確で盤石な再生のMMWに、漂い感やほぐれ感を与えて、再生をいっそう生っぽくしてくれるのです。今となってはどちらも抜きがたく、両者が絶妙に融合して作用している感じです。

前田製管MMWボードとEau Rouge CP-SBとの組み合わせには、今のところ死角は見当たりません。