EMM Labs XDS12012/05/03

EMM Labs XDS1
http://www.highend.jp/EMM_XDS1.htm
定価2,852,000円(税別)

これを聞く予定はなかったのですが、飛び入り参加です。ここまで高価格のものはちょっと範囲外ですが、EMM Labsは前々から関心がありましたので、この好機を逃すまいと思ったのです。

まだつないだばかりなので何とも言えませんが、あふれんばかりの情報量をサラリと表現してきますね。

デザインも、当初のものよりかなり素晴らしくなっています。ただ、ディスプレイは安っぽい。安価なデジタル表示時計を連想させる感じです。

まあ、自分が使うときはディスプレイを消すので、それほど苦にはならないかも・・・って、自分のものとして使うことを考えるなんて・・・。

危ない危ない(-_-;)

EMM Labs XDS1…その後(^^♪2012/05/04

EMM Labs XDS1_rear_inside
http://www.highend.jp/EMM_XDS1.htm

この製品は、初期エージングに100時間ほどかかるらしいのですが、到着した時点では3日間ぐらいしか通電していない、ほぼ新品状態なのでした。そのせいか、つないだ当初は、圧倒的な情報量はすぐに分かりましたが、まだ何か整理されていないような鳴り方でした。

でも、丸一日寝かせて通電していたところ、だんだん本領発揮してきました。これは、かなり素晴らしいのではないでしょうか(^^)

EMM Labsに対する私の勝手なイメージとしては、突出した技術が投入されているけど、理系ガチガチの合理的思考の設計者と製作者による音のまとめ方がなされているのだろう、というものでした。

音の聞かせどころとか、各楽器の音色にこだわるとか、そういったある意味あいまいな項目までは行きとどいていない、性能的には素晴らしいけど、聞いた時の満足感、陶酔感まで求めるとどうかな?といったイメージでした。

予想通り、性能的にはすべての情報を出し切った感のあるものでした。でも、予想に反して、かなり聞かせます。私の求めるものをほぼかなえてくれる鳴り方です。

文系人間の私にも十分納得できる鳴り方です。まあ、デザインについてはさすがに芸術的とは言えませんが…(^^ゞ

そういえば、理系と芸術系は相反するようで、実はよく似ているという話を聞いたことがあります。頑固で融通のきかない理系と、自分の我ままを自分のやり方で開放させようとする芸術系、接点が全くないようでいて、その求める到達点は近似しているらしいです。バチカンと最新科学との間では常に情報交換を行っているらしいですし。

宗教と科学、この一見相容れないような両者のトップが定期的に会談しているなんて…(-_-;)

何だか、文系人間は飛び抜けたところがなく、最上点に到達できずに世俗の垢にまみれてあくせくしている者のように思えてきます(-.-)

祭りの後2012/05/06

Omega SACD1
4月末からゴールデンウィークにかけて約10日間、3台のCD/SACDを試聴しました。仕事あり、試聴あり、家族とのイベントありと、楽しくも、ものすごく目まぐるしい日々でした。

YAMAHA CD-S2000、Esoteric K-01は昨日発送し、本日EMM Labs XDS1を発送。すべての貸出試聴機を返却しました。何だか祭りの後のような寂しい感じです。

その間、OmegaSACD1はずっと放置されたままでした。
機嫌を損ねているかと思い、昨夜接続し直して、とりあえず一晩落ち着かせました。

そして、今日は久しぶりにOmegaを聞いてみました。最新の機器を試聴した後なので、聞き劣りする部分もけっこうあるだろうな~、などと思いながら…。

ところがどっこい、さすがOmegaです。聞き劣りするどころか、ますます光彩を放つ鳴り方をします。この再生を全てにおいて超える機器はいったいどれほどあるのか、などと思ってしまいました。

最新機器なら格段に進歩しているだろうという考えは、CD/SACD機器(いやオーディオ機器全般…?)には、もう通用しないのかも…(-_-;)

などと思いながら、今後の「祭り、第二弾」を楽しみにしているのでした(^^)

BLADELIUS GONDUL2012/05/10

BLADELIUS GONDUL
http://www.noahcorporation.com/bladelius/GONDUL-GRENDEL.html#GONDUL
希望小売価格1,995,000円(税込)

プリアンプ機能付きユニバーサルプレーヤー、ブラデリウス/ゴンドルです。これは実に多機能なプレーヤーです。

多機能な機器は何かと音が犠牲になることが多いみたいですが、ここまで高価なものなら、かなりの線までいけるのではないかと思って試聴希望しました。デザインもいい感じだし。

まず外観を見て、確かに正面から見た大きさとそのデザインはOKです。でも、奥行きはかなりあるな~(-_-;)

ここ最近試聴した機器は、奥行きが予想以上にあるものが多いです。OmegaSACDを見慣れた者からすると、ちょっと鈍重な感じに見えてしまいます。これはややマイナスポイントです。Esotericもけっこう大きいと思いましたが、今となっては一番まともなサイズだと思います。また、CDトレイの開閉がやや安っぽい。リモコンは凝った感じで好ましいですが。

まあとにかく、音が一番だからな、などと気を取り直して聞きました。

まず出力レベルが高い。今までの機器と比べるとKX-Rのボリュームを5dB下げてちょうどよかったです。その音は、ユニバーサルにしてはかなりまともです。ただ、CD/SACD専用機とまともに比較するのは厳しい感じがします。

でも、まだつないだばかりの初発の印象なので、明日以降どんな音を表現してくれるのか楽しみです。最低一晩は寝かせないとね(^^)

SONY SCD-DR12012/05/12

SONY SCD-DR1
http://www.sony.jp/audio/products/SCD-DR1/
希望小売価格 1,260,000円

ついにやってきました、大本命のSONY SCD-DR1です。2004年の発売ですが、決して古さを感じさせないところがいいですね。実は前々から気になる存在でした。

スタイルはぴか一。何よりコンパクトなのがいい。でも、予想よりも奥行きがあります。デザインはおおむねOKです。

残念なのは、アナログ出力がRCAしかないこと。デジタル出力がこんなに豊富で、ワードシンク入力まであるのに・・・。手持ちのRCAケーブルは安価なものしかないので、本領が発揮されるのか気がかりです。

さて、その音は・・・、

これはいい感じです!(^^)!
OmegaSACDと比べて違和感のない鳴り方です。情報量は豊かで、端正な鳴り方。
とても安心して聞いていられます。

それに、普段あまり目立って聞こえないような楽器が聞こえる時があります。主に木管楽器なのですが、こんな風に演奏していたんだと新たな発見をすることがあります。

これから1週間存分に楽しみます(^^♪

でも、その間にまた1台到着する予定です(^^)

LUXMAN D-082012/05/15

LUXMAN D-08
http://www.luxman.co.jp/product/dp_d08.html
定価 997,500円(税込)

一連の、CD/SACDプレーヤー試聴機はこれが最後です。LINDEMANN 822も希望していましたが、少し前にディスコンになっていたようなのであきらめました。

いや~、でもこの試聴の連続は、ちょっとハードスケジュールでしたね~(^_^;)

LUXMANは、自分の長いオーディオ歴の中でも、実際に手元に置いて聞いたのは初めてです。CD/SACDだけではなく、同社の本領であるアンプさえ一度も聞いたことがありません。

まず見た目は、Webなどの画像ではやや大きめに見えますが、寸法比がいいからか、外装仕上げがいいからか、すんなり受け入れられる大きさです。これは実際に見てみないと分からないことです。

トレイもシャッター機能付きで、とてもスムーズです。高級感あります。やっぱりこういうところにもこだわってほしいです。音さえ良ければいいんでしょ、みたいな機器はちょっと引いてしまいます。お買い得の価格帯なら音がすべてでもいいのですが、ここまでの高価なものを提供するときは、自分の作品を仕上げるつもりで作ってもらいたいと思います。その点では二重丸です◎(^^)v

さて、その音は…、
設置してすぐですから、まだまだ本領ではないでしょうが、かなりいい感じですよ。LUXMANには、EsoteicやSONYとは違った魅力を期待しています(^^)/~~~

LUXMAN D-08 いいですね(^^)v2012/05/16

LUXMAN D-08 all
http://www.luxman.co.jp/product/dp_d08.html#02

LUXMAN D-08、丸1日安置しました。節電が叫ばれている中、電源も入れっぱなしでした(^^ゞ

さて、本日改めて試聴しましたが、いや~、これはこれは、素晴らしいではありませんか!
ここまでの再生をするとは、正直思っていませんでした。しかも、安物RCAケーブル接続なのに。XLRがHOT2なら最高でしたが…。

低域はゆったりと、中域はコクがあり、高域は広がり感を感じさせる。ただ、フォーカスはやや緩めですかね。でも、いい聞かせ方だと思います。くつろげます。この高域の微妙に緩めなところがPerformance6としっくりしてしまうのです。

筐体はやや大きめながら、スタイル、デザインは優れていると思います。グラッと気持ちが傾くのをこらえつつ、もう少し聞いてみることにします。

SONY SCD-DR1…やっぱりこれもいい(^^ゞ2012/05/17

SONY SCD-DR1 all
何だか、だんだん混乱してきました。ちょっと、試聴機が多すぎたかもしれません。

さて、昨日、LUXMAN D-08に魅了されましたが、SONY SCD-DR1もまだ手元にありましたので、就寝前にSONYを設置し直して、今夕から聞いています。

ああ、本当にSONYもいいです。

LUXMANは物腰が柔らかく、聞かせ上手という印象でした。SONYは情報量の多さを前面には出さず、どちらかというと控えめな提示の仕方です。双方、一長一短ですが、このレベルが両者とも高いのです。筐体の大きさやデザインは甲乙つけがたい。体積自体はSONYはコンパクトでいい感じです。SONYと比べると、LUXMANのほうがかなり大きいのですが、それをあまり意識させないつくりで好感持てます。

ただし、両者とも素晴らしいのですが、この価格帯なりの鳴り方かもしれません。あともう少し突き抜けたところがあるといいと思います。

やっぱり、ちょっとお高いですが、突き抜けそうな可能性のあるEsoteric K-01を選ぶべきなのでしょうね~(^^ゞ

祭りの後…、そして2012/05/19


K-01
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/k01/index.html

4月末からのCD/SACDの試聴、かなりハードでした(-_-;) 何と約3週間で6台!
でもその甲斐あって、次期CD/SACDが決定しました。Esoteric K-01です(^^)v

えっ、出来レースじゃないのって?

いえいえ、とんでもない。その間、かなり悩みながらの試聴でしたよ。EMM Labs XDS1はかなり良かったですが、予算をはるかにオーバーで断念。デザインもいま一つでしたし。でも、やっぱり高価格だけのことはあるな~、と勉強になりました。最終的に、LUXMAN D-08、SONY SCD-DR1、ESOTERIC K-01の三者で迷いました。

LUXMANはうちのシステムとの相性がすこぶるよくて、かなり傾きました。SONYもコンパクトなデザインで、音もかなり理想に近いものがありました。実力機です。ただ、LUXMANはすごくいいんだけど、これ以上の音の追求は無理かないう感じでした。SONYは、新品として購入するにはやや古くなった感がどうしてもぬぐえませんでした。中古で格安なら飛びついたでしょう。また、XLRが3番HOTだったり、RCAしか接続できなかったり、いろいろマイナスポイントがありました。

ESOTERIC K01は、その音に納得しました。また、すべての点において我が家のシステムに適合します。さらに、アップサンプリングができたり、ワードシンクの発展性もあります。これから音を追求しつつ、長くいろいろ楽しめそうだと思ったのです。まだ新しい製品ですしね。

来週末には届く予定です(^^♪
このクラスになると、そうポンポン作れたり売れたりするものではないらしく、購入店でも月に1台入荷するぐらいだそうです。



ESOTERIC2012/05/20


この写真のP-2s、素晴らしく美しいですね~(^^)
P-2S
http://blog.goo.ne.jp/audiospacecore/d/20090928

ESOTERICといえば、昔も今もお世話になってます。

かつては、ESOTERIC P-2sからdCS Elgar plus1394にデジタル直結して、Elgarのボリュームを使ってプリアンプ代わりにしていたこともありました。とてもシンプルでコンパクトなシステムでした。
でも、後で、やっぱりプリアンプは必要だと分かりましたが。
dCS Elgar1394
http://www.as-core.co.jp/ELGARPLUS1394

そして、現有機器では、アイソレーション・トランスPS-1500にお世話になっています。
PS-1500
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/ps1500/index.html

そして今回導入の、SACD/CDプレーヤーK-01です。

ESOTERICは、昔から革新的手法でオーディオの高みを志す、国産では稀有な存在です。かつては性能的には素晴らしいけど、やや無機的な鳴り方という印象がありましたが、K-01を聞いた感じではそういう印象は全く感じませんでした。ESOTERICも年月を経て、かなり熟成されてきたようですね。

また、ESOTERICは、往年の名盤を、マスターから入手し、音質にこだわり抜いてSACD化するという名盤復刻シリーズを発売していますが、これはひどく手間のかかる企画だと思います。私はそのタイトルの8割ほどを持っています。

K-01が届いたら、このESOTERIC名盤復刻シリーズSACDを、改めてじっくり聞いてみたいと思っています。