UP-CONVERT2012/05/28

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写真合成したら、ちょっと歪んでますね(^^ゞ

さて、ESOTERIC K-01には、アップコンバート機能があります。

CDのサンプリング周波数は、44.1kHzですが、それを2倍の88.2kHz、4倍の176.4kHz、さらにDSDにアップサンプリングするという機能です。つまり、音楽情報を時間軸でより細分化、再解析して、K-01のDACに送り込む機能です。

K-01もほぼ落ち着いてきたので、ようやくアップコンバート機能を試してみることにしました。アップコンバートについては、その機器内で可能ならば、そのほうが有利だと思います。もし、それを別機器を用いて徹底的にやるなら、それも趣味かもしれませんが、かなりの投資を覚悟する必要があります。

さてさて、K-01のアップコンバートの印象は…?

確かに、世界が広がります。滑らかになる、前後左右広大になる、優美かつ艶やかになる。その他、向上点が多々あります。これは、CDとSACDの音の差に通じるものがあります。でも、わたくし的には、これは好みの範囲内に収まります。かけるソフトによって、自分好みで使い分ける。これが一番かなと思います。

古臭い考えかもしれませんが、アップサンプリングは、ある種イコライザー的な感覚で受け止めています。ましてや、デジタルフィルターの効果はイコライザーと同等だと思っています。

やっぱり、CD/SACDには、原器的に優れているものを求めます。正確なピックアップ、そして正確な伝送、これが必需です。つまり、まずはすべての情報を出してもらうことです。自分好みに持っていくのは、その後の機器やケーブル、そしてその他アクセサリーで十分可能です。前段での余計なイコライジングは、かえって判断を惑わすものだと思います。