B&W Signature8002007/09/20

B&W Signature800

B&W Signature800が我が家にやってきたのは、発売されて間もない頃の2001年年末、小雪のちらつくときでした。その時から現在に至るまで、足かけ6年が経とうとしています。

導入して約2ヵ月間は全くダメダメでした。密度の薄いスカスカの鳴り方で、期待していた再生の3割程度の鳴り方でした。その間は悪戦苦闘の連続といった感じで、その当時、日々のストレスの半分はB&W Signature800に起因するものだったと言っても過言ではありませんでした。

その後の半年で機器の大幅変更、ケーブルその他の総入れ替えなどを経て、約1年後にはまあまあの状態になりました。 更に試行錯誤を重ね、セッティングを部屋の縦長配置から横長配置へ大幅変更したり、部屋の家具を大移動したり…、とにかく本気になって、ありとあらゆる経験と知識を投入してオーディオ優先にしたのです。

その結果、現在はほぼ満足な再生がなされるようになりました。でも、まだまだ奥があるような感じです。もっと経験を積み、感性を磨き、うまく鳴らしこんで能力全開状態までもっていきたいと思っています。

このように思い返してみると、このSPはかなり懐が深いというか、使い手を試すというか、とにかく全力で立ち向かわないと返り討ちにあうようなSPだと思います。世評でも意見は様々でしたね。プリメインでも十分に鳴ると言われたり、本領発揮させるにはかなり手こずると言われたり…。

今思うと、我ながら性急に機器変更などの無駄な投資をしてしまったかな、という反省もあります。もう少しSignature800の潜在能力を信用してゆったりと構えて鳴らしこめばよかったと思います。

新品購入した時点で、すぐにうまく鳴るわけはありませんよね。機器変更などの金をかけなくても、位置を調整したり、環境を整えたりしながら良質なソフトで何年か鳴らせばそれなりのレベルまで向上したでしょうね。

まあしかし、ここまで付き合うと、かなり愛着が湧いてくるものです。戦友と言おうか、同志と言おうか…。

Signature800は重くてとりまわしにくいのが欠点だなと思いながらも、今はちょっと離れがたいという気持ちです。ある日突然もっと素晴らしい再生をしてくれるかもしれませんからね…。

などと言いつつこんなSPにもかなり関心を寄せたりしています。

http://www.harman-japan.co.jp/product/revel/ultima2.html

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