決めました(^^) ESOTERIC 7N-DA6100Ⅱ MEXCEL BNC2013/09/11

丸5日間聞き続けたESOTERIC 7N-DA6100Ⅱ MEXCEL BNCですが、とうとう導入決定しました。
ESOTERIC 7N-DA6100Ⅱ MEXCEL BNC

初日、接続当初からスケールの大きい表現で、その器の大きさがうかがい知れました。ただ、モニター品とはいえ、新品状態のものなので、さすがにまだこなれていないかなという印象でした。性能のすごさは分かりましたが、やや一本調子な感じで、現有のCROSS POINTの充実した音と濃密さ、艶やかさの部分において、今一歩の感がぬぐえませんでした。

2日目、まず、曲が始まる直前の、ふわ~とくるホール感を伴ったノイズを聞いて、おぉ、これはかなりこなれてきたなと思いました。曲が進行すると、やはり、帯域内が充実して、高域低域の両方向に伸びてきた感じです。中低域も充実し、中高域も色濃くなってきました。ここでかなりグラッと気持ちが傾いてしまいました。
しかしまだ、現有のケーブルの方が勝る点や、捨てがたい魅力を感じる部分もあります。また、現有のBNCケーブルと比べると、実売約3倍の価格差。おのずからこちらの要求のハードルは高くなります。

3日目、スケール、鳴り方の充実感、空間の見通し、余韻など、接続当初と比べると格段に違います。高域低域もさらに抜けてきて、中身も濃密になってきました。どの帯域も制限のない開放的な鳴り方になってきました。高低両端伸び切りながらも、帯域内に凹凸感を感じさせないフルレンジ的な鳴り方。私の求める方向性で、今までにない高みをもって提示されます。ほとんどの部分で現有ケーブルを超えました。
でも、あと少しの部分もありました。それは実は、極めて個人的で、繊細な部分の話です。
いかに高性能で正確無比で音質的瑕疵がない鳴り方でも、演奏中のえもいわれぬ魅惑的な音一発にしびれるような音が聞けないと…。

4日目、そのしびれるような音が垣間見えてきました。あぁ、これはもう導入を決めざるを得ない。この方向性でバーンインが進むのならもう納得です。この時点で、比較試聴のモニターとしてはちょっとルール違反ですが、SPのセッティングをいろいろ調整してしまいました。まるで、自分のシステムに導入してしまったかのように…(^^ゞ

5日目、予想通り、こちらの求める鳴り方が、細かい部分においても再生されるようになっています。
G-02→K-01というESOTERIC同士の機器間で使ったので、その性能が最大限に開花したのかもしれませんが、これは本当に素晴らしい!!

現在、財政的には大変厳しいのですが、ここまでの再生を聞いてしまったら、もう他のことは我慢して乗り越えるしかありません。決めました( `ー´)ノ