かなり落ち着いてきました2008/04/27

全景右

以前は横長配置でした。部屋のカーテンの面をSPのバックにして、そこにDiffractalやAbffusorを並べていました。そのせいで、部屋の窓をすべてふさいだ形になって、昼でも真っ暗状態でした。

横長のどこがよかったかというと、まず、低域の余裕感が好ましい感じだったのと、部屋の悪影響があまりなかったのです。また、SP間を2.8mとることができて、広がり感がとても心地よかったのです。音的にはほぼ満足だったかな。でも、平板な鳴り方で、前後感、奥行きと言った点ではウ~ムといった感じでした。

なぜ縦長に戻したのかというと、結局のところSPとリスニングポイントが近くて、演奏の間近で聞いている感じがやや息苦しくなったのです。もう少し遠目でゆったりと聞きたいと思ったからです。また、不満であった前後感をもっとダイナミックに表現したいと思ったのです。それと、ホームシアターにも色気が出てきて、プロジェクタ設置上、縦長にせざるを得なかったということもあります。

今は、SP間、芯芯で2.2m、110インチの投射が何とか可能になっています。鳴り方も予想していたよりはまともでした。

ただし、部屋の影響はもろに出てきました。横長のときは感じられなかったピークがかなり感じられるようになりました。私の部屋では、QRDなどの音響対策は必須です。

SPの背後はDiffractal、Abffusorで固めました。これでかなり整ったステージ感が出てきます。しかし、これだけではまだまだ合格ではありません。配置換えをしてから現在まで、その8割の時間を割いたのが、天井のSkylineなのです。

天井には、Skylineを6枚使用しています。通常は1次反射のところに集中的に使うのですが、試行錯誤を繰り返した結果、SP上部やや後方に3枚、1次反射のところに1枚、リスニングポイント上部やや後方に2枚設置して、これが決定版だという位置になりました。今は何とか落ち着いた鳴り方になっています。ただ、試行錯誤を繰り返したため、天井はビスの穴だらけです。Skylineの設置は本当にシビアです。ちょっとした位置の違いで鳴り方がコロコロ変わります。

あと、SP左右の1次反射のところですが、一時はAbffusorを設置していました。定位など位置関係はバッチリでしたが、中高域のエネルギー感が全体的にやや寂しくなってしまったので、今はSkylineを絹で覆って設置しています。Skylineの方が好ましい鳴り方でほぼOKです。ただ、部屋の左右の条件が違う(右側は窓にカーテン、左側は壁)ので、今ひとつ効果が発揮されていないような感じです。全体的にやや賑やかで、定位も微妙にふらつく事もあります。ここに、BADを設置すると、AbffusorとSkylineのいいとこ取りの鳴り方になるのではないかと、かなりの期待を寄せています。

本当は、QRDなど使わないのがカッコイイと思いますが、それほどのスキルも時間も根気良さも私にはないので、手っ取り早くQRDに頼っています。

手っ取り早くと言いながら、かれこれ2週間も音が決まらないでいるのは、ちょっと情けないですが、部屋対策は本当に奥が深い^_^;