Accordo Part8…ひとまず完了2015/07/11

Accordo導入からセッティング変更まで、ひとまず完了です。毎回同じような写真で申し訳ありません。
Accordo set5

最終的に、SP間240cm、横壁から60cm、後壁まで150cm(QRDまでは100cm)、SPからリスニングポイントまでが270cmという位置に落ち着きました。
ボードに載せた効果は期待したほどではありませんでしたが、それでも、SNが上がり鳴り方が安定しました。

一連のセッティング変更時は、ほとんどゲルギエフの「くるみ割り人形(全曲)」を通常ボリュームでリピート再生しながら進行しました。Accordoはやや能率が低いので、Ayre KX-Rのボリュームは従来より+2の52dbです。

ここまでのAccordoについて、その印象は…、

・弦楽器や管楽器のソロ演奏、特にヴァイオリンソロは、圧倒的な臨場感、リアル感で心に染みわたってきます。これは特筆できます。たぶん誰が聞いても認める特質だと思います。
・このサイズにしては、低域の不足感が少ない。フルオーケストラでも、その大きさやホール感を巧く再現してくれる。さすがに、パーカッションを伴ったフォルテシモの連続はちょっときついかも。でもかなりのレベルで再現してくる。
・低域の持続音(オルガンやコントラバスのアルコ等)はサイズ以上の満足感があるが、パーカッションの瞬発的な低域は苦手かも。
・クラシックしか鳴らせないわけでなさそう。鳴り方が偏っていない。けっこう正確に追従してくるので、クラシック限定SPと限らなくてよい。でもやっぱりクラシックを聞かないのであれば、このSPを選ぶにはもったいない。
・モニター的にすべての音を叩き出す鳴り方をAccordoに求めてはいけない。こんな小型にもかかわらず不満感の少ないバランスのよい鳴り方ですが、AccordoにはAccordoなりの表現があるので、その特長、その得意分野を伸ばす鳴らし方を探るべきでしょう。

こんな感じです。

まあ、今まではセッティングに集中していたので、じっくりと聞いたわけではありませんが…、
これからは、微調整しながらいろいろ聞いていきたいと思います。