SP変遷 その3 ― 2007/09/18
ONKYO Scepter 2002
http://www.niji.or.jp/home/k-nisi/scepter2002.html
Victor SX-511との蜜月を過ごしている間も、なぜかしら、もっとすごいSPにグレードアップしていきたいという欲望が常に渦巻いていました。ただし、SX-511に特に不満があったわけではありません。
不満どころか、我ながら、この安定感のあるバランスの良い再生ならかなりのレベルに達しているんじゃないか、などと自惚れるほどの再生だったと思います。
実際、Scepter 2002をセッティングしてくれたONKYOの担当者が、我が家のSX-511を聞いて、「これだけ鳴らしてもらえれば、このSPも本望でしょう」などと発言したくらいです。まあ、お世辞半分で受け取ったほうがいいのでしょうが。
しかし、ある時、ある店でONKYO Scepter 2002の音を聞いてしまったのが運のつきでした。その音は帯域バランスのとれた再生ではなかったのです。しかしそれは、何ともスピード感のある鳴り方で、全帯域がシャキッと揃った鳴り方だったのです。それでいて乾燥系の音ではなかった。93dBという高能率とホーン型2Wayの潔さ、惚れこんでしまいました。
それからというもの、その店でScepter 2002を手持ちのCDを持って試聴しに通いました。私が大音量で視聴していた後ろで、ある長岡流自作SPをお持ちの方が、「うちのSPと鳴り方が似ている」と言われました。その時、私は、 「半分は当たっている。でもそれだけじゃない。」と思いました。「あのスカッとした抜けの良い鳴り方は長岡系だ。でも、なおかつ柔軟さ、弾力、潤い、空間感といった要素との両立といった面ではお呼びじゃない」と思いました。
ほどなくScepter 2002を購入。しかし、それからが苦難の連続でした。店舗で試聴した時の素性の良さはそのままでしたが、帯域全体が有機的につながり、なおかつスピード感のある再生にはなかなか到達できなかったのです。
現在のシステムで鳴らせばどうだったか?過去の記憶でしかありませんが、Scepter 2002の素性ならば、今のシステムで鳴らすとかなり満足感のある再生をしてくれるのでは、と思います。
今度ぜひ入手して鳴らしてみたいと思っています。どなたかお持ちの方はいませんか?
さて、Scepter 2002とは約5年の付き合いでした。その間、チャンネルディバイダーを導入してマルチウェイ駆動も試したりしていました。このSPのときにかなりいろんなことを勉強したり、試行錯誤したりしていました。
しかし、このとき私も30代中盤にさしかかっていました。モニター系のSP好みで、なおかつホーン型SPの素晴らしさを経験した私。そして、もうそろそろ最後のSPに落ち着こうかな、などと考え始めていた私。さらに、Scepter 2002をうまく鳴らせずに不満を抱いていた私。そして、やっぱりPIONEERの音が好きだった私が、その高級ブランドEXCLUSIVEに憧れを抱き、国産ではこれにとどめを刺すSPを購入したのは自然な流れかもしれません。
そうです。私が選択したSPは、その当時最新ユニットを搭載したExclusive model 2404です。今までグレードアップしてきたSPをグーンと凌駕するSPを買って、これでSPは打ち止めにしよう、と思って大英断を下して買ったのです。
でもしかし、それは今思うと英断ではなく、単なる守りの姿勢の現れだったのでしょう。
コメント
_ かみ ― 2012/01/27 16:06
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学生の頃に憧れたScepter2002をオークションで手に入れて、3年ほど経ちます。
使いこなしを考える中で、このblogにたどり着きました。
以下の記述について、質問があります。
>チャンネルディバイダーを導入してマルチウェイ駆動>も試したり
>していました。
質問:キャビネット(ウーファー)内のネットワークへのアクセスの仕方
(ユニットの外し方や箱の開け方がわかりません。)
宜しければ、教えて頂けないでしょうか?