感動です! ― 2008/05/04
Eau Rouge/ER-PSEXmk5(試作品)の試聴です。 コンセントボードは後回しにして、コンセントだけ交換しました。
裏方はあまりお見せしたくないのですが、写真は右SPの裏です。分厚いコンセントプレートも併用しています。
オーディオ系はすべてこの1ヵ所から給電しています。コンセントの1口はパワーアンプへのタップへ、もう1口は前段機器のESOTERIC PS-1500へ。ちなみに、コンセント周りや各種ケーブルは、すべてEau RougeかDolphinです。これがないと今の私の音は根底から崩壊するでしょう。
さて、試聴の結果・・・感動しました!!・・・これは導入するしかないでしょう。
付け替え直後から、ノイズフロアがぐっと下がった。音量感がアップした。今まで聞こえなかったいろんな音が聞こえてきた。などなど、mk2との差がはっきりと分かりました。
しかし、その後、2~3時間聞いていたら、そんなレベルではなくなり、 どんどんすごくなってきて、おぉー!と思うほど圧倒されました。
音量感がアップしたのに、さらにヴォリュームを上げていっても飽和状態の鳴り方にならない。どこまでも破綻なく再生されます。
また、今まで微妙なピークを感じていた帯域の濁りがすっかり取れてしまったのです。このピーク感は部屋の対策で何とかしないと、と思っていたものがあっさりと解決してしまったのです。コンセントで解決できてしまうとは予想もしていませんでした。
こういうオーディオ的な性能の向上も圧倒的で気に入りましたが、一番これはいい!と思ったことは、各楽器の質感、音色です。全帯域が分厚くなった。中低域の分厚さは当然ながら、印象的なことは高域の厚みがちゃんと表現されることです。
例えば、シンバルは単に高域だけでジャーンとかシャーンとか鳴っているのではダメで、やはり、シンバルにもその厚みや叩き方によって、はっきりとした音色の違いがあります。その金属の厚みや叩き方の違いをちゃんと出してほしいのです。
大口径の分厚いシンバルのフォルテ一発は、フルオーケストラの音を消し飛ばせるぐらいの威力を持っています。多分そうとう広帯域の成分が入っています。実際ウーファーが激しく振動しますから。これをリアルに再生するためには、最低域から最高域まで全帯域つながった均質な分厚さが欠かせないのです。
今までは、シンバルの厚みを削いだような鳴り方がやや不満だったのです。シンバルだけではありません。高域は出ているけど、私にはやや薄いという印象でした。
しかし、このコンセントではそれがしっかり出てきます。大口径シンバル一発やパーカッションは、私にとって重要な聞き所なのです。その一発でその製品のアラが分かってしまうといっても過言ではありません。
クラシックはただ穏やかに聞ければいいだけでは済まされません。各種様々な楽器の音色や演奏の仕方までをリアルに再現してほしいのです。このER-PSEXmk5はその音色、質感表現が素晴らしく向上したと思います。
さらに、全体的に演奏に躍動感がみなぎり、聞いていて何度もゾクゾクしました。このゾクゾク感は久しぶりのことで、私にとってはこれが製品導入の大きな目安なのです。
今回試聴したのは限りなく正式製品に近い試作品ですが、こうなったら、正式なmk5も是非とも聞いてみたいものです。 完全にとりこになりました。
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