Accuphase E-800…純正電源ケーブル2020/04/23

Accuphase E-800の純正電源ケーブル、昨日つないでしばらく聞き続けました。さて今日はどんな鳴り方でしょう…。
高額オーディオ機器の純正ケーブルは、どのような位置づけのものなのか。ちょっと興味あります…(^^ゞ
Accuphase APL-1_20200423
Accuphaseの電源ケーブルは、見た目のゴツさに反してかなり柔らかくて、とても扱いやすい。極性も「Accuphaseマーク」のある方を上にして差し込めばよくて、間違いを少なくする配慮がされています。これもAccuphaseらしい(^^)

肝心なのはその音です。帯域バランスは、とってもまともで広帯域。けっこう解像度も高くてAccuphase E-800の良さを素直に引き出してくれる。このケーブルは、Accuphase APL-1(2.0m)として購入できます。実売2万円ぐらいかな。HISAGOケーブル、この価格ながらなかなかやりますね~(^^)

ただし、この評価は「純正電源ケーブルにしては」…、という条件付きの評価です。現在使用している電源ケーブルと比べてしまえば、及びもつかない差があります。何がどう違うのか…。

一番の違いは、一言でいえば「克明さ、彫りの深さ」です。純正のケーブルでも広帯域でとてもバランスの良い鳴り方なのですが、彫りの深さについては格段の違いがあります。純正の彫りでは全く浅すぎる。音楽の表面をのっぺりとなぞっているに過ぎない感じ。真正のリアル感、生っぽさとでも言いますか、もっと深く克明に鳴ってほしい。

あと、音量差によって鳴り方が変わってしまうこと。大編成オーケストラの演奏は、ppp~fffまでかなりの音量差があります。純正ケーブルでも中音量以上ではまあまあOKでしょう。しかし、小音量以下になると、とても貧相な鳴り方になってしまいます。極少の音量時でも濃密さ、浸透力、気配といった要素が必須で、そんな鳴り方をもっと高度に…。こういう方向性を追求する過程で、結果的に電源ケーブルに数十万を投資しているのです。

純正ケーブルなら投資は0円でそこそこの鳴り方、自分の求める音を追求していくと数十万…。さてどちらを選ぶか。
高額なオーディオ機器でも、電源ケーブルなどはギリギリまでコストカットされるのでしょう。Accuphaseなどは、まだ純正ケーブルにコストを割いている方なのかもしれません。

そういえば、純正電源ケーブルでは、こんなのもあります。ESOTERIC K-01の純正電源ケーブルです。
ESOTERIC_ACROLINK_20200423
これも、純正ケーブルとしてはけっこう気合入ったもので、ACROLINKの6Nケーブルです。K-01を購入した際にしばらく聞いてみたので、その実力は理解しています。好印象でしたが、当然ながら純正レベル内の話です(^^ゞ

純正ついでに、Sonus faber ELECTA AMATORⅢですが、今現在ダブルワイヤSPケーブルの1本がありません。
仕方なく純正ジャンパープレートを使用しています。でも…
Sonus faber ELECTA AMATORⅢ_20200423
あ~、こりゃダメだ~(^-^; HIGH端子とMIDLOW端子をクロス接続にして少しは回復しましたが、まるでダメ~(^^ゞ
この落差と比べると、同じ純正状態でもAccuphase E-800の純正電源ケーブルのほうがはるかに優れています。
ELECTA AMATORⅢの純正ジャンパープレートは、導入後しばらくのバーンイン用途のみと割り切って使用したほうがよさそうです…。

まあでも、これは、Sonus faber ELECTA AMATORⅢ純正の鳴り方を確認したかったわけではありません。
次への飛躍のためのステップにすぎません(^^♪

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