旧PHILIPS(セミヨン・ビシュコフ)…手強いCD(^^ゞ2019/06/28

SPケーブル他をバージョンアップ、交換してから約1か月、満足な日々を過ごしています。リファレンスCDなどの再生は、既にもう十分満足な鳴り方です…。では、ここからさらに奥深いCDの世界へ進みま~す(^^♪

奥深いCDとは、オーケストラ・演奏・録音の3拍子揃ったCDで高評価のCDではあるけれど、実際に鳴らしてみると、満足感を得るにはけっこう気難しい…。そんな、オーディオ的には鳴らしにくいCDを久しぶりに聞いてみました。
そのようなCDの再生が満足に聴ければ、今のシステムはかなり高いレベルの鳴り方なのだと判断できます。

まずは、これ。旧PHILIPSのCD…。初発国内盤¥3,200-
Philips_20190628a
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』 1987年1月録音
セミヨン・ビシュコフ指揮&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

これは、かなりいい鳴り方です!
特に第3楽章の細やかさと広い空間の両立がなされています。この3楽章がちゃんとピラミッド型の鳴り方で空間広く再生できていればOKです。でも、このCDはまだ手強いうちに入りません。コンセルトヘボウのオーケストラとホールの絶妙な響きに助けられていますから…。

2枚目。これも旧PHILIPSのCDです。初発国内盤¥3,500- この時代のCDは、かなりお高いです(^^)
PHILIPS_20190628b
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 1986年5月録音
セミヨン・ビシュコフ指揮&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

こちらのCDは、もっとハードル高い。オーケストラの演奏はすごい。そして録音も優秀。でも、ごまかしがきかない。
このCDをかけてみましたが、これで十分な再生か…というと…、う~ん、もうちょっと惜しい感じ。あともう少し…。

この2枚のCD、演奏や録音は本来とっても冴えている!
でも、自分のオーディオシステムが万全な鳴り方になったときだけ、十分な満足感が得られる不思議なCDです。

こういった旧PHILIPSレーベルの優秀な音源を、DECCAの廉価CD再発売で売り散らすのは惜しい(^-^;
ESOTERIC SACDで発売されたら、即買いですね!