ストラヴィンスキー「春の祭典」他 ― 2025/06/28
ストラヴィンスキー「春の祭典」他 ストラヴィンスキーはなかなか手強いです(^^;
1位 リッカルド・ムーティ&フィラデルフィア管弦楽団 1978年(WPCS-23137)
オーディオ的には、やや厳しく赤裸々に感じられる演奏ですが、ハルサイにはとてもふさわしい演奏です!
金管の咆哮、刻むリズムの明確さなど、私の環境ではハルサイをがっつり聴いているな~と満足感あります。
さらに、同収録の「ペトルーシュカ」はびっくりするほど素晴らしい!
高域成分が優勢ですが、中低域もしっかりした鳴り方です。
このCDをうるさいと思うことなく、本来の演奏のまま奔放かつ溌溂と鳴らせたら、それはシステムとしてOKです(^^)/
オプション 上記と同じ演奏。TOWER RECORDSのSACDハイブリッド盤(TDSA-267)
SACD化で飛躍的に素晴らしい演奏になるかと期待していましたが、それほどでもありませんでした。まあでも、上記CDよりマイルドな鳴り方になって、どんなシステムでも聴きやすくなっている感じです。
このジャケットは、かつて所有していた初発LPレコードのデザインだったので、思わず購入してしまいましたが、上記CDの「ハルサイ」の鳴り方のほうが好みです。でも、このSACDはムソルグスキー「展覧会の絵」も収録されていて、ちょっと手放せないのです・・・(^^ゞ
2位 ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団 2004年 Blu-ray
Blu-rayディスクです。以前はCD盤も所有していたのですが、断捨離過程でBlu-rayのほうを残しました。このBlu-rayは一度視聴すると思わず引き込まれてしまいます。各奏者がこんなにも全身全霊で演奏しているのか!ということがよく分かります。また、演奏自体も「ハルサイ」として申し分ない演奏に仕上がっています!
3位 サー・コリン・デイヴィス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1978年(UCCD-2222)
コンセルトヘボウの魅力が余すところなく発揮された演奏で満足感あります。音響的にも中庸バランスで、「ハルサイ」の良さが十分に発揮されています。「ペトルーシュカ」もとてもキレの良い演奏で聞き応えあります!
4位 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1963,64年(UCCG-4275)
古い録音ですが、音質的瑕疵は感じられません。カラヤン&ベルリン・フィルですから演奏はとても立派です。そして、上記の新しい録音の爽やかな演奏と比べると、一味違う深みとどすの効いた感じがあって手放し難いのです。
しかし、このCDを聴いていると、この年代でこれほどの録音がなされていたのだな~と感心してしまいます(^^♪
あと、「春の祭典」ではありませんが、ストラヴィンスキーついでに「火の鳥(全曲)」の一押しです。
サー・コリン・デイヴィス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1978年(UCCD-2221)
PHILIPSのLPレコードのときから愛聴していました。CD/SACD時代の現在になっても、「火の鳥(全曲)」ではこれを超えるものはありません。組曲や単発曲では他にもいいと思うものはありますが、全曲となるとこれがNo.1です!
番外 リッカルド・シャイー&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団他 1985-1996年(473 731-2)
DOUBLE DECCAシリーズの廉価版2枚組CDです。購入当初に聞いただけで長らくCD棚の肥やしになっていました。でも、ESOTERIC K-01XDをSE化してから、CDの良さを再発見することが多くなりました!
しかし、シャイー&コンセルトヘボウ+DECCA録音のレベルはとっても高いのに、何故か高音質ディスクなどで再版されないのは謎です?
まあとにかく、長らくほったらかしにしていたCDの良さを再発見して、断捨離も急がずにほどほどがいいのかも・・・、などと思っています(^^ゞ
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