Mark Levinson No.32L ― 2009/07/20
本日Ayre MX-RはEau Rougeに向けて旅立ちました。1~2週間でカスタムチューンを施されて戻ってきます。今はまた、Eau Rouge MX-ERに戻して聞いています。やっぱりいいですね(^.^)
さて、今日はボリュームの話です。
Ayre MX-Rは、Classe Omega Omicron monoと比べてゲインが3dB低い。当然No.32Lのボリュームを3dB上げればいい。単純な話です。
でも、単純な話で済まないのがオーディオです。
Omegaのときは、32Lのボリュームは61.0dBでした。MX-Rに交換した場合、+3dBの64.0dBにすればいいだけなのです。でも、最終的に写真のように76.0dBになっています。
32Lをご存じの方はもうお分かりだと思いますが、Omegaのときは32Lのゲインを+12dBにしていたのです。
32Lは、ゲインを6dBごとに18dBまでアップできます。+6dB、+12dB、+18dBと3段階で選択できるのです。
ゲインを上げていくにつれ豊かな感じの鳴り方になります。低域が充実して、ある意味聞きやすくはなっていきます。でもその分、ややキレのない鳴り方になっていきます。
Omegaの場合、ゲイン+12dBがベストだったのですが、MX-Rではいま一つだったので、いろいろ試した結果ノーマルの0dBを選択しました。ですから、最終的にボリュームが、61.0dBから+15dBの76.0dBになっているのです。
32Lのボリュームは80dBまでなので、ほぼフルボリュームです(^_^;)
このゲイン調整は、例えばTVなどの、音質調整や画質調整みたいなものだと私は解釈しています。まあ、それよりもっと微妙なものですが。
TVなどの場合、すべてノーマル状態だとやや物足りなく感じて、けっこういじくりますよね。でもいじればいじるほど、ノーマル状態とは離れていきます。だいたいやりすぎて失敗するんですよね。
わけがわからなくなった時、一旦ノーマルに戻してやりなおした経験はありませんか。私はよくあります。結局ノーマルが一番自然だったりして。
TVの話とはちょっと違うかもしれませんが、Ayre MX-Rは32Lのノーマルとベストマッチだということです。
これは、ちょっと嬉しかったですね。32Lの最も素の状態とAyre MX-R(正確にはEau Rouge MX-ERですが)、これが素晴らしいマッチングだったなんて。
Mark Levinson No.32L、見直しました。最近のパワーアンプでもちゃんと最高のパートナーシップを実現して見せてくれるなんて、底知れぬポテンシャルを秘めています。いまだよく分からないプリです。
ただ、決して美音を聞かせてくれるプリではありません。気難しく頑固なプリだと思います。実は、No.32Lはやや音の出し方が渋いな~、などと思って、次の交換対象の筆頭だったのです。
周りがちゃんと踊ってくれない限り、自分も踊らない。でも、周りがあふれんばかりの情熱を奏でたいとき、その時初めて最高の舞を舞ってくれるような感じかな。
今回のパワーアンプ交換の顛末で、No.32Lは色褪せるどころかますますその存在感がアップしました。
手放さなくて本当によかった~(^.^)
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