今日は雨…(^^)2020/03/22

今日は1日中雨模様。
連休中天気が悪いと、バイクのお出掛けができないので憂鬱になるはずなのですが、今日はそれでいいのです。
どっぷりと音楽に浸ります。オーディオ的に長く浸るにはマーラーのシンフォニーなどは最適です。

グスタフ・マーラー/交響曲第3番ニ短調  所有しているのは6枚。まず、甲乙つけがたい選りすぐりの4枚。
久しぶりの聴き比べです。全曲聞くと100分以上あるので、今日は第1楽章のみにしましたが、1楽章だけでも30分以上あります(^^ゞ
mahler No.3_20200322
・CD エサ=ペッカ・サロネン(指揮) ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団 1997年10月 ※現在廃盤
・CD ベルナルド・ハイティンク(指揮) シカゴ交響楽団 2006年10月19、20&21日(ライヴ) ※現在廃盤
・SACD マンフレート・ホーネック(指揮) ピッツバーグ交響楽団 2010年6月11-15日
・CD フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮) ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 2018年10月

サロネン&ロス・フィルは、個人的にマーラー3番に開眼した演奏です。録音レベルがやや低いので、いつもの通常ボリュームより2~3dB上げて聞きます。冒頭ホルンの音質はこれがベストかな。全体的にとてもバランスの取れた演奏で安心して聞ける。マイナスポイントがほとんどないスタンダード的演奏。
ハイティンク&シカゴ響は、サロネンとは逆で録音レベル高め。2~3dB下げて聞きます。通常音量だと冒頭ホルンの咆哮直後のズンダ~ンでちょっと慌てます…。サロネンよりかっちりした厳しめの演奏で抑揚も大きめ。ライブ録音の不利を全く感じさせないどころか、逆に実演に近い迫力ある演奏。
ホーネック&ピッツバーグ響は4枚中唯一のSACD。演奏も素晴らしいが残響長めでホール感たっぷりの録音が印象的。広い空間の中に金管をはじめ各楽器が朗々と響く。聞きごたえ十分の演奏。
Accuphase E-800_20200322
サロネンのボリュームは-25dB、ハイティンクー30dB、ホーネック-28dB。何と5dBもの差があります。通常のレベルはけっこう大きめなのですが、ffの連続でも、メーター0dB(100%)を超えないようにしています。曲中に幾度か訪れるfff一発では瞬間的にレッドゾーンに突入する程度の音量です。
パワーメーターが付いていると各CDのレベル差を適正に調節できて重宝しますね。これは新たな発見です(*^^)v
メーター0dB(100%)だと、Sonus faber ELECTA AMATORⅢは4Ωなので100wの出力となります。ミッドウーファーがかなりブルブルしますが、これくらいなら大丈夫ですよね(^^)

ここまでの3枚は、すべてアメリカのオーケストラ。とっても洗練された上手い奏者の集団で、オーケストラがとても機能的に鳴り響き、録音も素晴らしい。あえて難を言えば、とても現代的なマーラーなので、どろどろした悲愴感みたいなものを求めると期待外れになるかも。でもそれを圧倒する演奏と録音です。

4枚目のロト&ケルン・ギュルツェニヒ管のみ西欧のオーケストラ。これは、前者3枚のアメリカオケのように、広いホールに鳴り渡るような爽快さとは一線を画します。もっと分厚く凝縮された音。録音もとても素晴らしいが、思わず対峙してじっくり聞いてしまうような求心力のある演奏。これもすごく存在感のある演奏です。ロトは-26dBでした。

あとは、EXTONレーベルの2枚。どちらも-27dBで通常ボリューム。
czech_mahler3_20200322
・SACD ヴァ-ツラフ・ノイマン(指揮) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1994年8月31日、9月1-3,5-7日
・SACD 小林研一郎(指揮) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 1999年3月6日-8日
どちらも演奏、録音共に素晴らしい!
何よりチェコ・フィルの濃密で豊かな響きを堪能できます。コバケンのうなり声も聞けます…(^^ゞ

あれ?待てよ。そういえばまだあったな~
・SACD マイケル・ティルソン=トーマス&サンフランシスコ交響楽団  超優秀録音のこれを忘れるなんて!
thomas_mahler3_20200322
・CD ベルナルド・ハイティンク&コンセルトヘボウ管弦楽団(全集) この前購入したばかりなのに…(^^ゞ
haitink_concertgebouw
・SACD デイヴィッド・ジンマン(指揮) チューリヒ・トーンハレ管弦楽団(全集) ※写真は第3番のジャケット
zinman_mahler_20200322

そして、極めつけは…
direct cut SACD_20200322
ホーネック&ピッツバーグ響のダイレクト・カットSACD。超ハイクオリティ盤です。
価格も「超」が付きます。定価¥35,000- (^-^;

この4枚は、普段あまり聞かないけど貴重なCDとして別の棚に収納していたので、存在を忘れかけていました。
マーラー/交響曲第3番、結局10種もありました~(^^ゞ

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