コンスタンティン・シルヴェストリ2016/07/01

コンスタンティン・シルヴェストリ… お~、懐かしい~~(^^)
お金がない中高生の頃、グラモフォンやロンドンレーベルの新譜盤は、すごくお高くてたまにしか買えませんでしたが、EMIセラフィムの廉価盤にはよくお世話になりました。それでも1,000~1,300円しました。

EMIセラフィムの廉価盤は、緑色のそっけないジャケットで、いかにもお金がかかっていない感じでしたが、演奏の平均点が高くてけっこう聞き応えありました。その中でも、コンスタンティン・シルヴェストリ指揮の演奏はとても印象に残っています。それが、15CDで発売されていると知って、懐かしさのあまり思わずポチッてしまいました。
あ~、全集物は結局すべて聞かないままお蔵入りになることが多いので、買わないと決めていたのに…(^^ゞ
constantin silvestri
でも、買っちゃったので、届いた今日早速聞いてみました。まずは、昔LPレコードで馴染んだ曲からです。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」 ffでは荒くなるけど、他にはない味がある。何より久しぶりで懐かしい~
チャイコフスキー:交響曲第4番 冒頭のファンファーレのリズムが変。でも、すごくうたういい演奏。これも懐かしい~
続いて第5番。お~、これはこれは、のっけからよい! 聞き進んでもとてもよいではないですか!

古い録音なので、ノイズはあるし音質もいまいちです。今の私の耳には堪えないものかもしれません…。
でも、何というか制約された鳴り方ではなく、かなり開放的で闊達な鳴り方です。「Living Stereo」シリーズのような明るい抜けの良さに、ヨーロッパオーケストラの香りがほどよく加味されたような感じといえば伝わりますでしょうか。

どれも特色ある演奏で、聞きこませる演奏です。新しい優秀録音のほうが欠点ははるかに少ないのでしょうが、オーディオ的に傷のない演奏よりも、こんな「濃厚さ」のある演奏のほうがインパクトが強いのかもしれません。
それと、今回は、懐かしさと思い出のスパイスが加わっているので、評価がかなり高めになったかもしれません。

まあでも、昔、パイオニアのシスコンで聞いた音よりもはるかに素晴らしかったのは言うまでもありません(^^)

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