ベルナルド・ハイティンク&シカゴ交響楽団2013/11/06

マーラー交響曲の選別続行中です。
今現在、やっと第6番まで進みましたが、これはけっこう大変な作業です(^-^;

さて、その途中段階で、ぜひともご紹介しておきたい名演があります。
ベルナルド・ハイティンク指揮&シカゴ交響楽団の演奏です。
haitink

これはシカゴ交響楽団の自主制作ディスクシリーズです。
自主制作盤の出来などは、それこそ玉石混淆ですが、この「CSO・RESOUND」シリーズはかなりレベルが高い!
メジャーレーベルが兜を脱ぐような演奏と録音です。

特に、マーラーNo.3はCDにもかかわらず、ハイティンク&シカゴ響の白眉です。次点は、No.6のSACDです。

ハイティンク&シカゴ響のマーラーはすべてお薦めですが、このコンビなら全部最高というわけではありません。
今回の選別で、ハイティンク&シカゴ響のSACD、マーラーNo.1とNo.2は惜しくも落選してしまいました(^-^;

ハイティンクのマーラSACDは、シカゴ響だけではありません。No.4はコンセルトヘボウ管とのSACDがあります。
これ最高!とまでは言えませんが、私好みでよいのです~(^^)
mahler4

私見ですが…、
ハイティンクの演奏は、一聴すると何の変哲もない感じなのですが、よく聞き込むと、とてつもなくハイレベルなバランス感覚を持ち合わせ、その環境の中で最高度の演奏を成し遂げてしまうという、極めて稀有な指揮者ではないかと思います。これが20世紀最後の巨匠と言われる所以でしょう。

ヤンソンス&コンセルトヘボウ2013/11/07

ハイティンク&コンセルトヘボウのマーラーNo.4を登場させたら、これも紹介しないわけにはいかないでしょう。

マリス・ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマーラーチクルスです。
近年では個人的にお気に入りのSACDです(^^)
jansons mahler
これは、「RCO Live」(ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の自主制作ライヴ盤)シリーズです。
これまで、No.1、2、3、5、6、8と順調に収録しています。この調子でぜひともマーラー全集を完結してほしいと思っています。それが完結するまで、ヤンソンスのマーラーは手放さないつもりです。

でも、マーラー全集は、トーマス、シャイー、ジンマン、バーンスタイン他があって、さらにヤンソンスも完結したら、また所有ディスクが増えてしまいます~(^^ゞ

ヤンソンス&コンセルトヘボウの演奏は、ドラマチックな演奏であるとか個性的だとか、さほど特徴のあるものではありませんが、極めてオーソドックスでありながら、これといって不満点はありません。
何よりコンセルトヘボウの巧さが光ります。SACDですから音質的にもバッチリです!

さらに言えば、No.2とNo.8には映像ディスクがついています。これは何とも嬉しい限りです。
jansons
一番最近購入したのは、第8番『千人の交響曲』(2011年3月収録)ですが、これにはブルーレイディスクが付いていました。同じ演奏なら、当然映像付きで試聴したほうが感動もひとしおです。それがブルーレイならなおさらです。

Panasonicの安価なブルーレイ・レコーダーでの視聴ですが、TOS光ケーブルでK-01のDACを介して聞くとかなりいい音です。光接続は安物機器でも音質差が出にくい。安価なケーブルでも全然OKです。これはある意味安心します。
それに比べて、オーディオケーブルはすこぶる難しい。それこそ、自分の経験値と自分の耳で勝負です…(^-^;

さて、若いころのヤンソンスの容貌は知っていましたが、最近のは知りませんでした。
今回視聴して、若いころよりいい感じに変貌していました。
ロイヤル・コンセルトヘボウとそのホールにふさわしい大指揮者然とした風貌になっていて、大変好ましいです(^.^)

マーラー交響曲全曲/ロイヤル・コンセルトヘボウ/Blu-ray Disc2013/11/20

ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のマーラー交響曲全曲。Blu-ray Discの11枚組、定価12,275円。
HMVでの購入価格は7,390円。つまり、ブルーレイ・ディスク1枚が何と700円以下なのです!

決してお買い得感につられて購入したわけではありません。その素晴らしい価値を認めて購入したものです。
発注してから1か月以上かかって、やっと到着しました。人気のほどがうかがえます。

しかし、今現在、マーラー交響曲のCD/SACDを処分している真っ最中なのに、またマーラー購入なんて・・・。
マーラーがますます増えていく~・・・(^^ゞ

Blu-ray RCO
マーラー交響曲/全曲ライヴ映像/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス、ベルナルド・ハイティンク、ピエール・ブーレーズ、ロリン・マゼール、エリアフ・インバル、イヴァン・フィッシャー、ファビオ・ルイージ、ダニエレ・ガッティ、ダニエル・ハーディング
9人の指揮者達によるマーラー・イヤーのライヴ映像!
royal concertgebouw

まだ全部は視聴していませんが、これは虜になるような全集です!(^^)!
音のみに注目すれば、各曲にはもっといい演奏もありますが、ブルーレイの映像と音質を視聴してしまうと、この魅力には抗いがたいです。