こんなものが・・・2009/03/01

OmegaSACD fuse

前回から約1か月、更新をさぼっていました。

しかし、実は、オーディオ的にはかなりの激動があったのです。

まず、壁コンセントのEau Rouge ER-PSEXmk5、これについては以前の記事で書いたように、手放しの絶賛でした。でも、それを軽くいなしてしまうというコンセントの存在を知り、試しに聞いてみたのです。

それが、いなすどころか、全く格の違うものでした。

そのコンセントの名称はER-PSZ、これは、システムの鳴り方を根こそぎ改善できるコンセントです。これなら、今のシステムをそれこそ一気に、全く次元の違う世界に格上げすることができるでしょう。

これをベンチマークにした時点で、全く違うステージへの道がひらけると思います。音調の好みなどはるかに超越した能力です。ただし、システムのあらを救済するたぐいのものではありません。ありのままをすべてさらけ出します。

これはもう、全面的に降参、平伏です。即購入でした。

コンセントとしては非常識な高価格ですが、これほどシステムを圧倒的にグワーッと底上げできるものは極めて希少です。ここまでの製品は、コンセントなどというアクセサリーのカテゴリーに分類されるべきではないと思います。

壁コンセントをER-PSZに交換したので、ER-PSEXmk5をパワーアンプ用タップに移植しました。タップのコンセントを従来のmk2からmk5に交換したことにより、特にパワーアンプ周りの電源環境は万全になりました。

さて、この時点で、舞い踊るほど幸せな状態だったのですが、その後、あるちっぽけなものが届きました。OmegaSACD用のヒューズです。

純正ヒューズと比べて、見た目は特に変わったところはありません。それどころかキャップ部分もくすんだような感じで、ちょっと大丈夫なの~、という感じでした。どう見比べても、純正ヒューズのほうが、キャップのメッキ部分もピカピカで、見栄えがしました。

交換した直後は、空間が澄んでスッキリとした感じではありましたが、鳴り方がなんだかそっけない感じでした。まあ、交換直後だからね~、もうちょっと聞いてみるかなと思って、しばらく聞いていました。

そのうち、これはちょっと違うぞ!と感じ始めました。 今までより各楽器の描き方がかなり克明になってきたのです。

違いは当初から感じていたのですが、完全にこれはかなり違う、と実感したのは翌日でした。その後、どんどん向上していき、3日後にはもう降参です。

こんなちっぽけなものですが、よく考えれば、電源周りではヒューズは機器の要となるものですよね。

Eau Rouge ER-PSEXmk5、PSZによって、より拡大したワイドレンジ、ふんだんな情報量、広大な空間を獲得しました。

さらに、今回のヒューズによって、OmegaSACDのほぼ完璧に近い鳴り方が、さらにもう一枠広がりました。このヒューズによる描き方の向上は、特性的なもの以上の満足感を与えてくれています。

空間の拡大と、克明な描写、そしてその別次元の両立、言葉でいえば簡単で単純でしょうが、質的にはものすごい飛躍を得ました。

今回の、コンセント、ヒューズ交換は、非常に地味なものながら、オーディオ機器を大幅にグレードアップしたこと以上のクオリティアップを果たしました。下手に新機種に飛びつかなくて大正解だったと思います。

コンセント、ヒューズ、どちらもけっこうなお値段なのですが、これほどまでのものなら納得せざるを得ません。いや、これは優先的に導入するべきものだと思います。

コンセント、ヒューズの価格としては信じられない価格ですが、これらの導入による向上具合を耳にすれば、機器を少しグレードアップすることなど、ちまちました変化だと思ってしまいます。

しばらく手持ちのCDを聞き直す日々が続きそうです。聞きなれたCDから新たな発見と驚きを得られるのですから、幸せなことです。

心地いいです(^.^)2009/03/09

room 2009.3.9

見た目、以前と何の変化もない写真です。

しかし、最強コンセントと常識はずれのヒューズによって、その再生音は劇的向上を果たし、今は幸せな日々を送っていると思います。

さて、我が部屋は大音量再生に対応するべく、QRDを多用しています。小音量ではどうにも我慢がならない自分の好みのため、まずこれは避けては通れないことだとあきらめています。

夜な夜なそんな大音量で聞けるわけはないのですが、週1ぐらいで、今日はがっつり聞けるぞー!という機会に恵まれます。その時にストレスの溜まる鳴り方では我慢できません。最大限の情報を最高級の鳴り方でシャワーの如く浴びたいときってありますよね。

さて、もう一つ。以前からの写真でお分かりの通り、我が家のSPは極端に内振りになっています。左右SPを45度内振りにしています。当初はとあるショップの推薦セッティングを真似てそのまま流用したのですが、決してそれを鵜呑みにしたままで今までいたわけではありません。

全く振り角をつけない状態から、通常よく見られる若干の内振り、耳直のセッティング、そして更に内振り・・・。それらをある一定期間全て試したうえで、結局今の90度内振りに落ち着いたという経緯があります。

個人的にもかなり奇異なセッティングだと思いますし、これはよくないよとはっきり指摘されたこともあります。しかし、自分がいろいろ試したうえでこれが一番自分の望みに合うと判断して、今のセッティングに落ち着いています。欠点としては、音圧が低めに感じられるので、耳直のセッティングより若干ボリュームを上げ気味にしなければならないことぐらいですかね。

このセッティングの一番の効果は、SPの存在を消しやすくできること。ほらそのユニットから今のその音が出たんだよというイメージを完全に消したいのです。SPの壁面一帯のあるところからリアルで克明な音が聞こえてくるというイメージで聞きたいのです。そして更に、奥深く広大なホール感も味わいたいのです。その望みに一番近かったのが今のセッティングなのです。

また、このセッティングの副産物として、部屋のどこにいても音楽のバランスが崩れにくく、リスニングポイント以外の場所でも十分鑑賞可能になったということがあります。これは小音量再生でも同様な効果が得られます。

当然小音量では演奏空間が縮小し、低域・高域が減衰します。しかし、例えばパソコンデスクに座って仕事しながら小音量で聞くときと、リスニングポイントにしっかり座って大音量で聞くとき、この両者の違和感が少ないのです。

これは、自分の好みと普段の生活を最高度に融合させたセッティングだと思います。まあここまで言うとちょっと大げさかもしれませんが(^.^)