Eau Rouge ER-PSEXmk52009/01/21

Eau Rouge ER-PSEXmk5

Eau Rouge ER-PSEXmk5

定価180,000円の壁コンセントです。

コンセントという範疇だけで考えると、途方もなく高価です。 でも、再生の貢献度から考えると、高いとは感じません。

ただ、そこまで実感できたのは、Eau Rougeレベルのコンセントを用い始めてからでしょう。

コンセントはアクセサリーの部類に入るのでしょうが、オーディオ機器すべて含めても、システムの中での貢献度は間違いなくトップランクだと確信しています。その貢献度を考えると18万は高くありません。

経験上、コンセントと電源ケーブルは、システムの音質をかなり左右します。というか、ここで情報が脚色されてしまうと、あとは癖のすり合わせをしていくだけになってしまいます。まあ、それも楽しみの一つになり得るかもしれませんが、私にとっては余計な回り道です。

前ふりが長くなりましたが、実はまだ本格的に試聴していません。夜遅くなったので微音量で聞いていますが、とりあえず今は通電が目的です。

これからが楽しみです(^.^)

Eau Rouge ER-PSEXmk5…丸3日後2009/01/24

room2009.1

(部屋の側面処理を、QRD/BADからDigiwaveにかえました。BADよりDigiwaveのほうが、やっぱりいいです)

最近は、毎日オーディオの電源を完全に落としていましたが、コンセントをER-PSEXmk5に換えてから丸3日、電源つけっぱなしのままです。

早くER-PSEXmk5の本領を知りたいというのが目的ですが、実はER-PSEXmk5に取り換えた直後に、その実力の片鱗は感知していたのです。

交換するにあたって、内心では、ER-PSEXmk5の前のコンセントもその試作品(プロトタイプ)なので、それほど本質的な改善はないかもしれないな~、と思っていたのです。

さすがに取り換えた当初は、まだ中高域の開放感やのびやかさが足りない感じでしたが、いきなり中低域の分厚さが出てきたので、これはかなりの期待ができると思いました。

その後、現在に至るまでじわじわと成長し続け、今日の丸3日後の音は…、本当に「ナチュラル」です。それも、超ワイドレンジで。本当に自由闊達な再生が展開されています。

私はかなり大音量派なのですが、大音量派は部屋との格闘が避けられません。一般家庭なので、どうしてもルームアコースティック対策をせざるを得ません。そこで、見栄えが悪いことを承知で、QRDを多用していますが、それでも音圧のムラを感じていました。

それが、このER-PSEXmk5に換えてから、音圧のムラを感じなくなりました。プロトタイプとの差があまりないかもという当初の杞憂はなくなりました。このコンセントはプロトタイプとは全くの別物です。

丸3日でこの音。すごいです。すでに大満足です。これからますます成長していくかと思うと、本当に楽しみです。ただ、このコンセントを上回るER-PSZを注文しなかったことを後悔するばかりです。

Eau Rouge ER-PSEXmk5…1週間後2009/01/28

Mahler/No.4

マーラー:交響曲第4番 ※SACD、CD(国内盤、輸入盤)混在

・リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ

・ベルナルド・ハイティンク/ロイヤル・コンセルトヘボウ

・マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコ交響楽団

・ピエール・ブーレーズ/クリーブランド管弦楽団

・ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

・レナード・バーンスタイン/アムステルダム・コンセルトヘボウ

・ゲオルグ・ショルティ/シカゴ交響楽団

・ロリン・マゼール/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

Eau Rouge ER-PSEXmk5を導入して丸1週間経ちました。

装着後3日間は、なじみの試聴ディスクをとっかえひっかえ聞いていましたが、4日目からは同じディスクに固定して毎晩聞いています。

なぜかというと、最初3日までは変化が分かりやすいので、聞きなれたCDならば、ディスクを頻繁に変えても、その向上具合がちゃんと感じられるのです。しかし、その後はCDを固定して聞かないと正確に判断できないと思うからです。

さて、4日目からは、マーラー:交響曲第4番(リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウ CD/輸入盤)に固定して試聴しています。

マーラー:交響曲第4番は、私のお気に入りの曲です。この曲はマーラーの中でもあまり目立たない曲なので、最初はなじみが薄かったのですが、フルオーケストラ演奏に加えてソプラノ独唱が入っていたりして、オーディオ的にはけっこう面白く、また、1CDで聞けて手軽な曲だということで次第にお気に入りになっていきました。

それが高じて現在では8枚のディスクを持っています。一時期は写真のものにプラス、テンシュテットやアバドやその他もありましたから、同じ曲では最も数多く所有したと思います。

その中で、リッカルド・シャイー/ロイヤル・コンセルトヘボウのCDに固定したのは、やはり中でも一番好きな演奏だからです。ただ、一番好きな演奏ながら、オーディオで再生される演奏としてはいま一、いや、いま二だったのです。

そういう再生が難しいCDですが、試聴とはいえしばらくは毎日聞くCDですからあえて一番好みの演奏のこれを選びました。

このCDは優秀な録音だとは思うものの、全体的に音が上ずり気味で、音響が薄めに再生されてしまうのです。帯域の上も下も出てはいるのですが、全体的に響きが貧弱に聞こえるのです。もっと帯域内に色濃い響きが充満してくれれば最高なのですが。

それがですねー、Eau Rouge ER-PSEXmk5にしてから不満点が日に日に解消していったのです。

優秀録音の上に、密度感、濃厚さ、重厚さが加わり、各楽器の音色やアンサンブルを生き生きと聞かせるのです。また、空間の広さや奥行きもかなり向上しました。

もともと好きな演奏だっただけに、今ではほんとうにもう、うっとりと聞き惚れています。

いろんなフォーマットのディスクを混在して所有していても、そんなことはこの際関係ありません。私にとって最高のマーラー:交響曲第4番はこのCD、シャイー/コンセルトヘボウなのです!